速く走るためには効率が良いフォームはとても大事なことです。走るのみならず、どの種目においてもフォームというのは重要視されます。では走るということに関して、フォームが良くなるとどのような変化が起こるのか。
1.速く走れるようになる
2.疲れにくくなる
3.大きな力が出せるようになる
4.楽に感じる
などなど様々な効果があるとイメージするかと思います。ただ、よく目にする勘違いとして、上記の2や4を追求ばかりすることがあります。 良いフォームだと楽に走れるというのはあるかと思いますが、どうして楽なのか?これには、それまでの動作が効率の悪いものであったから、力を使うポイントが間違っていたからということが考えられます。では、適切に力が発揮されるとどうなるか?同じ速度においては4の楽に感じるというのが生じますが、ロスが無くなった結果として1の速く走れるようになるや、3の大きな力が出せるようになる、というものにつながります。フォームを改善する狙いとしてより速く走れるようになる、大きな力を出せるようになる、というのがあるのならば、それらが実現した結果としては、
より高い力が発揮される→さらなるレベルで追い込めるようになる→とてもつらい
となります。フォームを改善することで楽になるのは同じ速度や遅い速度。改善されてより高い出力が実現されると、追い込める限界レベルも高まります。この点を勘違いして、フォームが良くなって楽になった、楽じゃないからフォームが間違っている、と述べてしまうのはナンセンスです。走るのであれば距離とタイムを確認するなど、感覚だけでない指標が必要となるでしょう。また、改善に失敗することもありますが、それには筋力が不足している、イメージと実際の動作に違いがあるなど要因は多々ありますので、技術を改良することは新しい動作を身につける難しいことである、というのを理解して実施するべきでしょう。
2018-04-10
2018-04-07
2018年第一回世田谷記録会動画
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2018-04-06
筋力が高まると速く走れるのか?
Munyai DEMOLISHESが19.69で200mを走った動画を眺めて頂ければ、筋力を高めることで一歩を大きくして走ろうという考えが正しいとは限らないことが分かるかと思います。この回転数を見れば、いかに回転数を上げるか、滞空時間を短くするかということが大事であると分かると思いますし、それを維持する能力が大事であることが分かると思います。地面に加える力を高くするのも必要な要素ですが、筋力を高めることで実現したいのは回転数を高めるということでもあります。より速く回転させる、それをより速い速度で維持するために筋力を高める。接地する時間を短くするために、より短い時間で大きな力を加えるようにする。そのための筋力です。
回転数をより高めるためにも筋力は高くしていくのが良い
一歩のストライドに関しましては、理想的な接地距離、身長の比率がデータから出されておりますので、それを参考にしていくべきだと思います。
http://www.jaaf.or.jp/news/article/11337/
日本陸連による読み物ですが、参考になるかと思います。
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