速く走るためには効率が良いフォームはとても大事なことです。走るのみならず、どの種目においてもフォームというのは重要視されます。では走るということに関して、フォームが良くなるとどのような変化が起こるのか。
1.速く走れるようになる
2.疲れにくくなる
3.大きな力が出せるようになる
4.楽に感じる
などなど様々な効果があるとイメージするかと思います。ただ、よく目にする勘違いとして、上記の2や4を追求ばかりすることがあります。 良いフォームだと楽に走れるというのはあるかと思いますが、どうして楽なのか?これには、それまでの動作が効率の悪いものであったから、力を使うポイントが間違っていたからということが考えられます。では、適切に力が発揮されるとどうなるか?同じ速度においては4の楽に感じるというのが生じますが、ロスが無くなった結果として1の速く走れるようになるや、3の大きな力が出せるようになる、というものにつながります。フォームを改善する狙いとしてより速く走れるようになる、大きな力を出せるようになる、というのがあるのならば、それらが実現した結果としては、
より高い力が発揮される→さらなるレベルで追い込めるようになる→とてもつらい
となります。フォームを改善することで楽になるのは同じ速度や遅い速度。改善されてより高い出力が実現されると、追い込める限界レベルも高まります。この点を勘違いして、フォームが良くなって楽になった、楽じゃないからフォームが間違っている、と述べてしまうのはナンセンスです。走るのであれば距離とタイムを確認するなど、感覚だけでない指標が必要となるでしょう。また、改善に失敗することもありますが、それには筋力が不足している、イメージと実際の動作に違いがあるなど要因は多々ありますので、技術を改良することは新しい動作を身につける難しいことである、というのを理解して実施するべきでしょう。
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