社会人の人たちもご覧になられているかと思われますが、小学校や中学校、高校や大学におきましては夏休みというイベントの時季でございます。そして夏休みに入る日に貰うものといえば通知表。大学生の場合は単位を獲得できたかの確認はもう少し後ですかね。さて、そんな通知表には5段階などで評価がなされているわけでして、テストの結果や提出物の状況、教員との相性などなど、様々な観点によって数値がつけられております。これだけ頑張ったとかの評価というよりは、数値を付ける側からするとこんな感じでした、という評価だと思います。あなたの努力は認められていないから数字が低いんですよ、なんていう言い方もできるかと思います、テストで100点を取っても、他の人も100点を取っていたら、他の部分で差がついてしまうわけで、その差を埋めることで通知表の数値は高くなるのではないでしょうか。学生時代、テストのできは良かったのに通知表に3が並ぶことが多かった私としましては、よく分かりません。そんな通知表の話をしたいのではなく、
これまでの振り返りをしっかりしましょう
というお話です。 テストで点数を取れなくて評価が低いのは納得がいくという場合に、どうしてテストの点が低かったのかを考えて、次に向けてちゃんと対策を練るのは大事です。悪かったことを意識しつつも、次のテストで再び失敗をやらかすことがあるのは、まぁ経験されている人も多いかと思います。さて、この話をアスリートの結果という点で見てみましょう。春シーズンが終わりまして、陸上競技で言えば自己ベストを更新できたかどうか、というのが評価の一つになるかと思います。テストの結果がタイム、テスト前の勉強は普段の練習と置き換えられるでしょう。
勉強しないでテストの結果が良かったことってありますか?
テスト前に勉強してないと言いながら良い点を取れる人っていますけど、あれは授業でしっかりと理解を出来てしまえる人です。もしくはテスト前の5分で公式などを覚える能力がある人です(嘘ついている場合もあるかもしれませんが)。まぁ人それぞれにコツがあるわけです。得意なやり方を見つけることで、勉強の時間を減らすことが可能となる。その結果、あまり努力をしていないように見える、本人も努力はそんなにしてないと感じているけれど良い点につながる。これをトレーニングで考えると、テストで良い点を取るにはどうしたら良いか?というのがまずあります。それに向けて日々の勉強、つまりは練習を行います。大事なのは当然ながら日々の練習です。ではその練習、本当にテストで点数を取れるものになっていますか?数学のテストがあるのに英語の勉強していませんか?目的とする高得点を取るために何をやったらよいか分からず、とりあえず適当に練習をしていたら、それは結果につながりません。英語のテストに向けて理科の内容を覚えても意味は無いですからね。数学と理科で少し役に立つ時があったりしますけど。結果を出すために日々の練習で何をやるか。その練習は本当に結果につながるものなのか。そうした点をしっかりと振り返り、夏の練習を行い、秋につなげられると良いかな、と思います。
遠回しに丁寧な話をしましたが、要するに日々の練習が結果を出すことにつながる意識をしっかり持って、これで大丈夫か?と確認しなおす作業は大事である、ということです。例えば5000mで15分を切りたい場合、3分ペースで走りラストでちょっと上げられれば14分59秒99です。となると、最低ラインは3分のペースで5㎞を確実に走れるような練習です。そうした練習をやっていないで、毎日1㎞4分で20km走って15分を切れるかというと、切れるかもしれないけれど、これができているから切れた、じゃあ次はこのタイムでこの練習が出来たら良さそう、と次につなげることが難しくなります。過去の練習と比べることで練習における目標設定はしやすくなります。上のテストの例で言うならば、小テストなどを途中に挟むことで、どこまでやれているかを確認すると、弱点やできていることが把握できます。そうしてやるべき最低ラインを考え、それを実現するためにどうクリアーするかを考える。こうした繰り返しによって結果につながりやすくなると思われます。タイム設定や本数、つなぎや間をどうするかを何も考えずにやるのではなく、前回はこれでこんな感じだったから、という振り返りは丁寧にやるべきです。
復習をしましょう、過去の反省をしっかりして、次につなげましょう。
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