速く走るということを実現するには、どの距離においても
”最大速度を最大限維持する”
ことが大事になります。加速が短く最大速度が高く、というのが理想になるわけで、これはサッカーや野球などにおいても同様です。この加速においてロスがあると短い距離においては最大速度に達するまでが遅れる、最大速度が低下してしまうということが起こります。800mや1500mなどにおいて最初の100mでの加速に無理があると、その後の速度の維持に悪影響が出ます。5000mや10000mなどでも同様です。
ということで、最大速度とそれを維持することの両方を高めるというのが速く走るためには大事です。ストライドと回転数が速度という要因になりますが、ストライドは制限要因が大きいため、トレーニングでは回転数をより高めること、高い回転数を維持すること、というのが目的となります。これを実現するために筋量を増やしたりするのはもちろんのこと、技術的な要素の改善も大事になります。特に回転数の向上は技術的な面も大きいですので、意識して改善を行うのが必要となります。